先週は昨年に続き、

「ゆあさいどくまもと」http://yourside-kumamoto.jpの相談員の方に、

「産婦人科医からみた性暴力の現状」

と題してお話をさせていただきました。
ゆあさいどのホームページをご覧いただくとおわかりになると思いますが、
被害に遭われた方の「駆け込み寺」のような存在です。

私も、度々患者様のことで相談などでお世話になっておりますし、
相談の電話をされた方を、必要に応じて産婦人科へつなげていただく
大切な役目を担っていただいております。

最初に被害者の方が意を決して相談する窓口でもあり、24時間
大変に心を砕いた丁寧な対応をしていただいております。

感謝しかありません。

繋げていただいたその後の産婦人科医がしなければならないことや現状、困難であったことなど様々なケースについて僭越ながらお話しさせていただきました。
相談者にピルの内服を勧めたいが、どのように説明したら良いですか、というご質問もありました。医療従事者ではない相談員の方にそこまでお話ししていただいているとはありがたいばかりです。

私どもも、ただ
こういうケースがありました、
という話で終わるのではなく、
被害に遭った方のその後のケア、またその前の被害を防ぐため、またその前に加害者を出さないための教育の必要性を強く感じる毎日です。
それが私たち産婦人科医の性教育の授業につながっていることは言うまでもありません。

もっと、産婦人科がゆあさいど密に連携をとりあってひとつのチームとして被害者の方に向き合っていかなければならないと強く思いました。

これからも引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

医療法人FSLC