先月起こった、悲しい、悲しい、川崎の中学1年生の男の子の事件。
事実が次々に明らかになる度に、胸を締め付けられる思いです。

同年代の男の子を持つ親として、
彼の、恐怖や痛みや苦しみを思うと
頭がおかしくなってしまいそうです。
1年前まではランドセルを背負っていたのです。
まだまだ子供のあどけなさの残る無邪気な笑顔。

母親が、なぜ気づかなかった?
という報道もありますが、
5人を一人で育てて、
経済的にも苦しくて、
という状況で
どの子にも目を配ることは大変困難だったと思います。
いや、ホントに大変な事と思います。
これは他人がどうのこうのいえる事ではなく、、、

特に彼は、母親にとってきっと
頼りになる、しっかりした存在だったことでしょう。
また、彼も自分に対する母親の気持ちがよくわかっていたのだと思います。

彼を救えた場面はいくつでもあったのに、できなかった。
残念としか言いようがないです。

年上のお兄ちゃんに美味しいものを食べさせてもらって、優しくされたら
大好きなバスケを一緒にしてくれたら
島からでてきたばかりの純粋な子供なら
嬉しくて一緒に遊ぼうって、なりますよね。

そのうち、
これはおかしいと気づく。
早く抜け出したいというSOSも、あれほど発信していたのに。
彼はしっかりと異常さを感じて、これはいけないと。
それが立派だと思うのです。
あの年齢で、ちゃんと考える事ができた。

しっかりと抜け出せていたら。。。
きっと立派な若者になっていたのではと
残念でなりません。

こういう結末にならないと、報道されないし
私達も知る事ができなかったこの事件。

一歩手前の事件は
いくらでも起こっているそうです。

何とか防ぐ手だてはないのかと
もどかしいです。

この2週間、なかなかブログを更新する気になれずにいましたが、
書く事で
彼のご冥福をお祈りしたいと思います。

天国で安らかに。。

医療法人FSLC