児童文学作家の松谷みよ子さんがお亡くなりになりました。
おそらく、多くのお母様方や先生方が、最初に子供に読み聞かせたであろう

赤ちゃんシリーズ
いないいないばあ

の作者です。

私はこのモモちゃんシリーズで育った世代。なぜか2冊同じ本が。。
娘2人に持たせようと、色違いが出たので買ったものです。

実家にはボロボロのちいさいモモちゃんがあります。
写真が、挿入してあるんですよ。
これがもうとっても可愛らしくて
パンツのうた、の章では
ピンクとしろと水色のパンツが欲しくてたまりませんでした。

黒ネコのプーがしゃべったり
モモちゃんのために、野菜やお肉が行進してきてカレーをつくろうとしたり、
お仕事で帰ってこないお母さんにキレて(笑)モモちゃんが家出して
駅からお空にむかう電車に乗り、
お母さんが恋しくなって、泣き出した涙で
わたあめの雲がとけて、地上に落ちて無事にお家に帰ってくる

というまあ、ファンタジーミステリーのような。
幼い頃は
ハラハラドキドキしたものです。

一方で、タブーだった離婚についての話もあって、
昔は、ただ怖いだけで全く意味がわからなかったのですが、
ご主人と死神を重ね合わせて表現する事で、
児童文学作家として、職業婦人の最先端を
突っ走ってらした、松谷さんの苦悩が
この年になってよくわかります。

晩年の講演も聞かせていただきましたが
本当に穏やかで、素敵な方でした。

世代を超えて読み継がれていく本。
素晴らしいですね。

早速、今晩読み返してみたいと思います。

医療法人FSLC