どうぞ、この記事をお読みになってください。

http://www.yomiuri.co.jp/adv/life/release/detail/00027455.html

ちょうど3年前です。

健軍での開院当初から
定期的に来ていただいていた患者さんの異変で施行したMRI。

その結果に狼狽し、
まだ幼かった息子さんを思い、
全身の力が一気に抜けて
自分の非力さ加減に
悔し涙を流したことを昨日のことのように思い出します。

今日、
神奈川県で行われた大学の卒業式のお土産と
この記事と満面の笑顔を携えて
いつものように、お顔を見せに来てくださいました。

それはもう、凄まじい副作用の治療にも屈せず、受け入れ、戦って
高いモチベーションを維持しながらの結果です。
その上、首席卒業。

この病気がなかったら
こんなに充実した人生を送ることはなかっただろうとまでおっしゃいます。
この病気に感謝してるんですよ、と。

今日は、本当に患者さんの少ない日でしたので
話に花が咲いて
いろいろ思い出して、私の涙腺が緩みはじめると、サラリと
「あら、せんせ、私はこの病気になって一度も泣いたことなんかないんですよ!」
とおっしゃいます。
本当に辛いと涙も出ないですもんね。

くだらんことでクヨクヨ悩んでいる自分がバカみたいです。
死ぬ気で生きれば何でもできる。

患者さんに教えられることばっかりです。

がんばんなきゃ。

医療法人FSLC