低用量ピル(月経困難症治療薬)とエコノミー症候群

こんにちは!
急ぎアップさせていただきます。

車中泊の方のエコノミー症候群が問題になっています。
当クリニックでも車中泊をしておられる患者様が少なくありません。

子宮内膜症や月経痛の治療薬として処方している低用量ピルですが

内服開始時にパンフレットと共に私が必ず説明している
副作用としての血栓症、

これがエコノミー症候群の原因です。

この1週間で受診された方には再度説明させていただいておりますが、
以下のような症状が現れたときは、内服を中止し、受診先の病院で

必ず

”低用量ピル(あるいは実際服用している薬の名前)を服用しています”

と伝えてください。
必要以上に不安になることはありません。
早めの処置で救命は十分可能です。

以下、解説を載せますのでよくお読みになってください。

どんな症状が?
→初期症状としては、足が赤くなったり、むくみや痛みが出たりします。
そして血栓が肺に詰まると、胸の痛みが出たり、呼吸困難になったりして、意識を失い、最悪の場合、亡くなることもあります。
起こりやすい人は?
血行が悪くなると血栓ができやすくなります。
・高齢の人
・足のけがや手術の経験がある人
・肥満の人
・妊娠中または出産直後の人
・糖尿病や高血圧、高脂血症など生活習慣病がある人

となっておりますが、低用量ピル内服中の方も要注意です。

対策1 【動く】
血行をよくするためには、動くこと、特に足を動かすことが大切です。厚生労働省では予防のための足の運動を呼びかけています。足の指を閉じてグーの状態にしたり、開いてパーの状態にしたりすることや、ふくらはぎのマッサージなどで、これらを1時間に1回ほど行うことを勧めています。
このほか、ラジオ体操や散歩も効果的です。また狭い場所で寝る場合には足を心臓よりも高くするようにします。例えば車で寝るときには足をダッシュボードに乗せるのも有効です。

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対策2【水分補給】
水分が不足すると血液がドロドロになって固まりやすくなります。水をこまめに飲むことが大切です。避難生活で近くにトイレがないといった理由で、水分を取るのを控える人もいるかも知れませんが、適度な水分=1日1リットル前後の補給を心がけましょう。
またアルコールやコーヒーを飲むと尿の出がよくなり、それだけ血液中の水分が減るため、控えるようにしましょう。

対策3【ゆったりした服装を】
血行を悪くするゴムのきつい靴下やぴったりしたジーンズなどは避け、できるだけゆったりした服装にしましょう。
また、足を適度な圧力で圧迫し、血行をよくする医療用の弾性ストッキングも効果的です。

本日は休診ですが、
明日からまた通常通りに診療いたします。
症状やご不安おありになる方は
遠慮なくご連絡、受診なさってくださいね。

よろしくお願いいたします。